2006年06月の記事一覧

【本】オシムの言葉−フィールドの向こうに人生が見える/木村元彦

オシムの言葉/木村元彦オシムの言葉−フィールドの向こうに人生が見える
木村元彦
集英社インターナショナル

ジェフユナイテッド市原オフィシャルサイト | オシム監督語録」は好きでチェックはしていたが、オシム自身の歩みというものはうっすらとしか知らなかった。

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【映画】ノー・マンズ・ランド

ノー・マンズ・ランドノー・マンズ・ランド/No Man’s Land
監督・脚本:ダニス・タノヴィッチ Danis Tanovic
2001年 フランス/イタリア/ベルギー/イギリス/スロヴェニア
for Peace 平和こそすべて

実に評判の良い映画なので観てみた。

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【本】ガキ兄弟/東京ダウンタウン研究会

ガキ兄弟/東京ダウンタウン研究会ガキ兄弟
東京ダウンタウン研究会
三一書房

松本のボケは最高や、それを生かすのがワシの役目や。
そして松本のヒキの芸を際立たせるための、浜田のヤクザもビビル炎のつっこみの原型が完成した…。
「東京心中」に続く第2弾。こんどは彼らの「芸」を徹底分析。

東京ダウンタウン研究会という著者名からわかる通り、ダウンタウンを検証するような本である。

だから検証に値するだけ細かい資料にはキッチリあたっているようであるが、散漫な構成とミーハー的なノリが散見されて資料を軽くなぞった感じで実に軽い。

そして誤解・誤読による間違いも散見される。

その代表的な例。

松本人志による武道館ライヴ(CD写真集「松風’95」より)で、「写真で一言」が行われたわけであるが、本書では松本のボケを解説するという作業を行っている。

行うのはまあエエが、「ハリネズミが片手を上げて宣誓の格好をしている写真」での「させへんことを誓います」という松本のボケに対し、いったい何を「させないことを誓った」のだろうか? というコメントを筆者は残し、「考えさせられるネタの例」として上げている。

コレ、音声で聴けば一目瞭然というか、関西人なら小学生でもテキストで理解できるが、「させないことを誓った」のではなく「刺さないことを誓った」というボケなのである。

それが関西弁になると「刺さない」→「刺さへん」→「刺せへん」と変化するわけで、解説する以前に正確にボケを受け取れてない。

そしてこのボケはベタ中のベタで、ひいき目に見ても面白いとは云えない「考えさせられないネタ」なのである。

こういう間違いや軽いノリ、底の浅い検証で全編が占められているために実に退屈。

単なるダウンタウン好きが頑張って書いたという域を出ておらず、加えて笑いの構造が理解できてないようなのが残念である。

*関連Link*
【本】松本裁判/松本人志
【本】放送室/松本人志・高須光聖
【本】放送室の裏/松本人志・高須光聖
【映画/コント】HITOSHI MATSUMOTO VISUALBUM DVDスーパーBOX/松本人志
【TV】働くおっさん劇場/松本人志
【TV】働くおっさん人形/松本人志
【本】板尾日記/板尾創路

Amazon:ガキ兄弟/東京ダウンタウン研究会(三一書房)

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【世界杯】更にその意味は?

柳沢武者法螺貝

さて、日本にとってのワールドカップはほぼ終わりとあいなった。

不思議なのは、スタジアムに連なる「浦和のナンタラ」だの「横浜のナンタラカンタラ中澤」と大書された横断幕。

それを見ていて「そら勝てんわ」と理由もなく思ったのだが、それ以前に横断幕ってメチャクチャ格好悪いですな。発想も存在も。正直、あまりの寒さに背筋が凍りそうです(笑。

正直、あんなわけのわからない横断幕とか応援するくらいなら、全員甲冑を身につけて、選手の名を毛筆で大書した幟を立て、法螺貝をプオープオー吹きまくったほうが断然面白いと思うし、そうすれば世界中の人が日本代表のことを覚えてくれると思う。

見得を切るそして、例えば高原が得点を決めたら、高原の名が記された幟がそこら中に立ち振られ、サポーター全員が頭をグルングルンと回しながら一歩大きく踏みだし、開いた片手を前に突きだし、声を揃えて「たぁ〜かぁ〜はぁ〜らぁ〜!」と歌舞伎のような見得を切るのが良い。(日本の文化をチャンポンせよ)

スタンダードな応援方法の上に乗っかっても応援では勝てない。

フィールドで勝てないならスタンドで勝つべし。

フィールド上とは違ってスタンドはまだ競争が激しくないぞ。

さて、そうなると、ワールドカップの日本代表の試合会場には、夜鍋してこしらえた不思議な甲冑を着た奇特な外国人がインターネットで取り寄せた法螺貝片手に大挙して押し寄せ、にわか日本代表応援団と化してフィールド上のイレブンを奮い立たせてくれるようになるだろう。プオープオー♪

世界中のどこにもいないよ、世界中の国の人々が応援に参加する代表なんて。(面白がってるだけ)

更に話を進めるならば、日本代表が負けたとしても甲冑法螺貝サポーターは、グループリーグで日本を破ったチームを追いかけて決勝トーナメントにも登場。

日本を破ったチームを法螺貝片手に応援しまくり、残念ながら日本代表を破ったチームが敗れても、日本代表を破ったチームを破ったチームを法螺貝片手に応援し、そのチームがまた負けても、日本代表を破ったチームを破ったチームを破った天晴れなチームとして応援し、なんだかんだあれやこれやと理由にならない理由をつけて決勝まで(勝手に)進出。

結果はそっちのけで世界中のTV放送の音をプオーで埋め尽くし、どこが勝とうが雰囲気はまるで日本が優勝したみたいになり、日本人すべからく実の伴わない優勝気分に浮かれ景気は高揚し株価は急騰、柳沢のGK股抜き枠外転出シュートはすっかり忘れ去られ全体的にイイ気分でワールドカップを終えられる、と考えました。(それはない)

というわけで、次のワールドカップにもし日本がまたしても出場できることとあいなった場合は、日本の旅行代理店は甲冑と法螺貝と、入門書として「5分でアナタも鎧武者! 甲冑着用入門」と「猿でも吹けた! 今日から法螺貝でマイルス気分!」をセットにしたワールドカップ観戦ツアーを企画するべきである。(するべきではない)

【映画】ゴーストワールド/Ghost World

ゴーストワールドゴーストワールド/Ghost World
監督:テリー・ツワイゴフ Terry Zwigoff

2001/アメリカ
ダメに生きる

全米の若者の間でカリスマ的人気を誇るダニエル・クロウズの新感覚コミックを映画化したおしゃれでキッチュでとびきり切ない低体温系青春ムービー。
イーニド(T・バーチ)とレベッカ(S・ヨハンソン)は高校を卒業した今も進路も決めないまま好きなことだけしてフラフラする毎日。
ある日、二人は新聞の出会い系の広告に載っていた中年男をダイナーに呼び出し、待ちぼうけを食っている惨めな姿を見て暇を潰す。
しかし、イーニドのほうはその中年男シーモアのことがなぜか気になる。
やがて、シーモアの趣味である古いブルースのレコードをきっかけに二人の奇妙な交流が始まるのだが・・・。
若い女の子に年甲斐もなく恋してしまうダメ中年男をインディー界のカリスマ、スティーヴ・ブシェミが演じ、音楽オタクの悲哀を見せ泣かせる。

タイトルは本編の内容に即しているが、観ないうちはどうも即しているとは思えない。タイトルで損しちゃってるんだなどうも。

イーニド(ゾーラ・バーチ Thora Birch)にとって世の中はどうしようもなくダサいものである。
そのダサさに気づいている自分は人とは違う何者かであるとイーニドは思っている。親友のレベッカ(スカーレット・ヨハンスン Scarlett Johansson)も同じことを考えていると思っていたが、高校卒業を卒業してからは地に足をつけ、なんとか世の中と折り合いをつけようとしている。そんなレベッカを見ながらも、イーニドはどうしてもダサい現実社会と折り合いをつけられない。

ちょっと斜に構えて世の中を見てた青春時代を送った人に観て欲しい映画。かくいうボクもイーニドみたいに世の中が見えていた。結局はレベッカのように世の中となんとか折り合いをつけているわけだけど、イーニドはどうしても自分が譲れなかったり、譲ろうとした時にはタイミングを逃している。でも人生とはそんなもんだったりする。現実は映画やドラマのように都合良くはいかないのだ。

ラストはなんか胸が痛くなるような、でも応援したくなるような印象的なシーンで終わるんだけど、そこへの伏線の張り方もイイし、イーニドと仲良くなる普通の人から見ればダサいオタクな中年男シーモア(スティーブ・ブシェミ Steve Buscemi)の存在も忘れがたい。

Amazon:「ゴーストワールド」テリー・ツワイゴフ

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