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【映画】ばかのハコ船

ばかのハコ船ばかのハコ船
監督:山下敦弘
2002年 日本
横暴、わがまま、自分勝手・・・でもニクメナイ
欲しいのはプチ・はっぴぃ。でも手に入れるのはムズカシイ

「あおじる」ならぬ「あかじる」で一儲けを企むも東京で失敗。

それでも懲りずに自分の郷里に戻り、ツテを頼りに「あかじる」長者をもくろむバカな男、酒井大輔(山本浩司)と、それについていくやっぱりバカな女、島田久子(小寺智子)のトホホなコメディにしてバカ紀行的作品

>>内容<<
何をやってもうまくいかない冴えないカップルの姿を描いたコメディドラマ。
東京で健康飲料の自主販売が失敗し、大借金を背負うことになった大輔と久子。
2人はコネを使って再度事業の建て直しを計るが...。

序盤こそ緩やかなバカっぷりであるが、それは慣らし運転に過ぎない。

物語が進むにつれてバカにターボがかかり、ここまでバカだと感動的ですらある、と思うくらいになる。

しかし、このバカっぷりは荒唐無稽を通り越したドラマだからこその「ありえないバカ」ではない。テレビドラマを見ればもっと凄いバカもいるし、バカなヤツの話も聞ける。

ばかのハコ船だが、この映画の主人公のバカっぷりは、十分なリアルさにあふれていて、そう、すぐ隣にいるバカなのである。そしてアナタの、ワタシの中にもいるバカなのである。

バカップルを演じる山本浩司と小寺智子の存在感は相当なもので、よゐこの濱口に似た風貌の山本浩司の見た目のバカっぽさは感動的ですらある。

対する小寺智子にしてもかなりのバカっぽさを感じるし、希少価値の高いバカ女優(ホメてます)として映画界に確固たる地位を築いてもおかしくない。

しかもこの2人、バカはバカに見えてもどこか愛嬌があるのだ。憎めないバカというヤツである。

こんな2人を選んだキャスティング・センスは神業としか思えない。

かなり観る人を選びそうな作品だが、オレ的には素晴らしい映画であることに間違いない。
オフビート感覚がアキ・カウリスマキを感じさせる(カウリスマキのファンには激怒されそうだが)大傑作。

ばかのハコ船ばかのハコ船
監督:山下敦弘
評価:stars
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