アメリカってステキな国だ。
ステキな国なハズだ。
が、今や世界に置き去りにされようとする大きな赤子みたいな国になってきているようだ。
アメリカが人の心も経済も豊かな国だったのは、今や昔。
米・カリフォルニア在住のコラムニストである著者は、そのデタラメさを暴きます。
「福音派」と呼ばれるキリスト教右派のトンデモ洗脳教育、泥沼に陥り後始末のできなくなったイラク戦争、年収360万円の若者に2億円貸し付けて焦げ付いたサブプライムローン、相手候補への中傷合戦と化した大統領選挙……。
笑った後に、日本への影響を大いに考えさせられる1冊
タイトルの通り、アメリカ人(の半分)はニューヨークの場所を知らないし、五輪開催地を知らなかったり、海外のことなんてもっと知らない。
ま、ブッシュからオバマへと政権が移る過程を見ると、
アメリカ人もまだまだ捨てたもんじゃないかも or もしかして世界への言い訳? or自分たちへの言い訳?
と見直すべきか見直さざるべきか迷うところだが、とりあえずアメリカを知る云々じゃなくて面白いから一読されたし。
ペーパーバックの装丁もナイス!