でんでんむし、が気になる。
ここ数年、「で ん で ん む し」と云った記憶がない。
そして今日、数年ぶりに「でんでんむし」と書き、云った。
書きながら、そして云いながら、「でんでんむし」とは実にケッタイな名前だ、と思った。
ある日、突然、オレが「でんでんむし」と呼ばれたら、意味が分からなくともなんとなく嫌な気分になるだろう。
「でんでん」 な 「むし」。
いったい何者なんだ。
お前ダレだ?
「むし」はわかる。「虫」のことだろう。
じゃあ「でんでん」ってなんだ!
お前ダレだ?
例えばオレの名前が「田中でんでん」だとしたら。
んー、嫌だ。
オレがアメリカに生まれて、「マイケル・デンデン」
嫌だ。
中国に生まれて「趙 電電」 少しイイかもしれないが、ちょっとバカっぽい。嫌だ。
ロシアに生まれて「スラターニー・デンデンノビッチ」 嫌だ。
江戸時代に生まれて「遠山乃電々之介」相撲取りみたいで嫌だ。
全部嫌だ。

