Disk2を見た。
Disk1とDisk3の感想は以下をご覧ください。
- 【TV/コント】THE VERY BEST OF ダウンタウンのごっつええ感じ 3(Disk1)
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- 【TV/コント】THE VERY BEST OF ダウンタウンのごっつええ感じ 3(Disk3)
メインに収録されている「トカゲのおっさん」はやはり名作。
今見ても長尺のコントだが、ちゃんとした連続ドラマになっていて面白い。
「ダウンタウンのごっつええ感じ」は1991年から1997年にわたって放送された、バラエティ史上に残る伝説的お笑い番組。本作品は、6年にわたる放送の中で厳選されたコントを収録したDVD-BOXの第3弾。「トカゲのおっさん」 「こづれ狼」「放課後電磁波クラブ」「帰ってきたリアルポンキッキ」 など人気シリーズが満載。中でも「トカゲのおっさん」は18話分を収録している。哀愁と笑いにあふれる「トカゲのおっさん」は、連続テレビ小説風に展開、爆笑しつつももの悲しさを感じさせるシリーズに仕上がっている。初代オープニング映像「恋のマジックポーション」、「結婚前提戦士ラブラブファイヤー」も収録。
Disc2は「ダウンタウンのごっつええ感じ」を代表する名作コント「トカゲのおっさん」シリーズのうちの6本(第1部)が収録されている。
収録されているコントで面白かったのはコレ。
- トカゲのおっさん
- 旅路
- こづれ狼
「妖怪人間」「キャシィ塚本」「Mr.BATER」等、名作シリーズも含まれているが、「トカゲのおっさん」と「こづれ狼」、この2つのシリーズが強力すぎて印象が弱くなる。
コレといったオチがあるわけじゃないが、セットの完成度と車の揺れ(運転席と助手席の2人の微妙な揺れ加減が絶妙)具合が素晴らしく、そこで演じられているコントのシンプルさとくだらなさのバランスが絶妙。
「いいとも1回3万円」の回が最高。
「パ★テ★オ~!」の回も面白いが、当時のことを覚えていないとわけがわかんないと思う。 ((「パテオ」「菊池桃子」で調べると色々でてくるかと。))
松本人志演じる「だいごろう(西川くん)」の監督(今田耕司)へのいたずらが強烈。
「ちゃん(拝一刀|萬屋きんのすけ)」を演じる東野幸治もかわらず良い味をだしている。
だいごろうと監督を交えてのやりとりが増量されており、セクハラ部分ははちょっと弱め。
監督がリピートできなかった西川君の暴言が知りたい。。。
まさに松本人志ワールド。
登場するのは基本的にトカゲのおっさん(松本人志)、マサくん(浜田雅功)、マサくんのお母さん光子(みつこ|板尾創路)、光子の情夫である坂木のおじさん(坂木博光|さかきひろみつ|ほんこん)。
一見すると脇役に位置づけられていると思われる坂木が、実は物語を回す重要なポジションにあり、役柄にもマッチしていることもあり、ほんこんの面目躍如というシリーズにもなっている(と私が一方的に思っている)。
トカゲ化しているおっさんというキャラクターをどう読み解くかは人それぞれだと思うし、ふくらませればどこまでも語れる設定であることは確か。
結果的にそうなっただけなのかもしれないにせよ、バラエティ番組の1コントに面白くもわかりやすい、かつ過激な問題提起を行なっていると受け取られかねない設定を持ち込み、それでもコントとして成功しているのは賞賛に値すると思う。
おそらく今のバラエティ番組のコントとしては、この設定はやれないだろうし、単発でやれたとはしてもシリーズ化は難しいだろうと思う。
普通に見ても斜に構えて見ても面白いお笑いの歴史に残る傑作コント。