【本】スポーツルールはなぜ不公平か/生島淳

「スポーツルールはなぜ不公平か」生島淳スポーツルールはなぜ不公平か
生島淳
新潮選書

スポーツのルールは普及させる過程の中で変化したり改良されたりするだけではなく、そのスポーツを楽しむ国の文化が反映されたりもしている。国が変われば文化とスポーツ(のルール)との化学反応がおき、違うスポーツへと変貌を遂げたりもする。

欧米主導の不公平なルール変更の裏には何があるのか?イギリスとアメリカのルール解釈の違い、そして日本国内でのさまざまな問題を浮き彫りにしながら、勝ち負けを決定づける「規則」の本質を探る。サッカー、ラグビー、バスケ、水泳、柔道など、グローバル化するスポーツの中でニッポンが生き残っていくためのルール論。

近年ではスポーツが映像コンテンツとして人気を得たために、商業的理由からルールが変更されることも多く、スポーツ界での政治力によっても改正が行われたりする。

また、一見、不公平だと思われる変更が加えられたとしても、それが本当に不公平さを狙ってやっているとは限らない。
欧米ではルールの変更に際し、競技としての公平性を重視する文化があったりするからだ。
例えば、今シーズンのF1のルール変更には、昨シーズンの上位チームが明らかにハンデを背負うものがある。
日本のプロ野球が巨人に有利なルールを延々と積み上げていったところからすると、そもそものルールへのアプローチが違うと思わざるを得ない。

本書の「スポーツルールはなぜ不公平か」というタイトルはいささか過激すぎて内容にそぐわないと思うが、内容自体は客観的でなかなか面白いので、スポーツのルールに興味のある人には読むことをオススメする。

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