The Trials Of Van Occupanther
Midlake/ミッドレイク
2006年
昨年一番衝撃的な音楽を届けてくれたのは 65daysofstatic だが、今年は Midlake の新譜「The Trials Of Van Occupanther」である。
ジャケだけ見ると昔の音源のリマスター盤でもでたか、と勘違いしそうなテキサス出身バンド Midlake の音は The Flaming Lips、Radiohead、Mercury Rev、Grandaddy、The Arcade Fire、Neil Young、CS&N 周辺の匂いを感じさせ、70年代の懐かしくも古臭い音像を現代によみがえらせたようである。
でもまったく古臭さはなく、非常に緻密なアレンジが施されていて、ちょっとこいつらヤバいんじゃないの? と鳥肌が立ってしまう。
で、アレンジも素晴らしいが、とにかく良い曲が揃っている。
パッと聴いたところでも良い曲だが、噛めば噛むほど味がでる曲の良さはホンモノのメロディ・メイカーの為せる技。
2006年に出現した希代の名盤と云っておこう。
The Trials Of Van Occupanther
Midlake/ミッドレイク
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