「真理先生」「映像夜間中学講義録 イエスタディ・ネヴァー・ノウズ」と続く根本敬三連発。コレは濃い。
第11回みうらじゅん賞受賞・根本敬による「特殊漫画家になるまでの道のり」を綴ったエッセイ。
濃密な根本ワールドが展開。
巻末には天久聖一とのロング対談も収録。
根本敬が根本敬たるゆえん、「ガロ」が生んだ最高傑作へと至る道程を表す、というのが本作の趣旨であるかと思うが、巻末の長すぎる(笑)天久聖一との対談が白眉。
内容ももちろんなのだが、差し込まれている画像が堂々と凄い。
こんなこと考えたことなかったし、考えたことなかったのがとっても悔しい。
悔しさのあまり、泣きながら読んだ。(それはウソ)
あとは世紀の傑作「未来精子ブラジル」の完結が待たれる。はやくしてー。