真夜中の虹/Ariel
監督・製作・脚本:アキ・カウリスマキ Aki Kaurismaki
1988年 フィンランド
男は、太陽だけが欲しかった。
やる事なす事がすべて裏目に出る男を、ダークユーモアで描くカウリスマキ自ら“負け犬三部作”と称する内のひとつ。
フィンランドの北の果て、ラップランド。
炭鉱の閉山で失業したカスリネンに真白なキャデラックの鍵を託し、父は自殺する。
カスリネンはひたすら南を目指してロング・ドライヴへと出発する……。「マッチ工場の少女」や「コントラクト・キラー」のカウリスマキ監督によるハードボイルド映画。
フィンランドの北にある町が舞台。
炭鉱が閉山したおかげで失業してしまったカスリネンにキャデラックを託し、父親は自殺してしまう。
カスリネンはキャデラックを駆りヘルシンキに向かう。
が、途中で強盗に金を奪われてしまう。
しょうがないから日雇い仕事を始めるが、そんな時、イルメリと知り合う。
やるせない映画だねー。
やるせないんだけど、どこかあったかくて笑えてしんみりするような映画。
やることなすこと思いどおりにならないんだけど、でもなんかやろうとするんだカスリネンは。
頑張るとか挫けないとかそういうんじゃなくて、生命としてどうにかしようと動くって感じなんだなぁ。
結局思いどおりにならないんだけどね。

途中からカスリネンと行動を共にすることになるミッコネンっておっさんが、メチャクチャ味があるんだ。
感情表現とかないんだけどね。
まぁ、全員あんまり表情がないんだが、そういうのがカウリスマキなのかな。
カウリスマキは初めてなんでよく知らんのだが、とにかく、ミッコネンが最高にイイ。
このおっさんの登場から映画は俄然面白くなる。
ラストのフィンランド語で歌われる「Over The Rainbow」にちょっとナミダ。
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・真夜中の虹/アキ・カウリスマキ

