【映画】どつかれてアンダルシア(仮)

どつかれてアンダルシア(仮) アレックス・デ・ラ・イグレシアどつかれてアンダルシア(仮) / Muertos De Risa
監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア Alex de la Iglesia
1999年 スペイン
みなさん、どつかれさまでした。

伝説のお笑いコンビ「ニノ&ブルーノ」の始まりは73年、フランコ独裁下のスペイン、アンダルシア。

ノッポでヤセのブルーノ(エル・グラン・ワイオミング)がチビでデブのニノ(サンティアゴ・セグーラ)を「どつく」というスタイルで、国民的な人気を誇るまでになった2人だったが、人気がでればでるほど相方に対する嫉妬が大きくなり、殺してしまいたいほど憎しみあうようになる。

そして悲劇は、10年ぶりのコンビ復活番組の晩に起きるのだ。


ニノ&ブルーノというお笑いコンビの顛末と、当時のスペインの独裁政治と民主化への願いが織り込まれていて、ただのコメディ映画だとしか思えないタイトルからは想像できないほどしっかりしたテーマの映画。

スペインの政治状況に重ね合わせるなら、どつく側のブルーノは独裁政治を、不器用で常にどつかれるニノは国民の求める民主政治ということになるだろう。

こう考えると、独裁政治を体現しているはずのブルーノが、ニノの企みでニセ警官に脅されて一瞬ではあるが弱者(民衆)となるエピソードはなかなかブラック。

でもこの映画、意外と重いテーマでありながら、憎みあっててもコンビなんだなというラストは悲惨なんだけどなかなか楽しい。

邦題「どつかれてアンダルシア(仮)」も「アタック・ナンバー・ハーフ」ばりに良いが、「みなさん、どつかれさまでした。」という公開時コピーも見事。誰や考えたの!

また、前売り券のオマケが限定プープークッション「鳴らされてアンダルシア(仮)」というのもステキ。

どつかれてアンダルシア(仮) アレックス・デ・ラ・イグレシアどつかれてアンダルシア(仮) / Muertos De Risa
監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア Alex de la Iglesia
評価:stars
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