【映画】私の中のあなた

映画「私の中のあなた」の画像

私の中のあなた(My Sister’s Keeper)

  • 監督:ニック・カサヴェテス
  • 出演:キャメロン・ディアス / アレック・ボールドウィン / アビゲイル・ブレスリン
  • 公開:2009年
  • 購入:Amazon楽天市場

もう姉のドナーにはならない。
両親に訴訟を起こしたアナ、11歳。
しかし、その決断には
ある理由があった──。

「泣ける」話題作。
それ以外の予備知識もなく観に行ったが、映画館は何故かガラガラ。
「しんぼる」もそうだったが、沖縄で映画館が混むことはないのだろうか?
桜坂劇場の方が入ってたような気がするなー。

ジョディ・ピコーの世界的ベストセラー小説「わたしのなかのあなた」をキャメロン・ディアス主演で映画化した感動の家族ドラマ。
白血病の姉を救うドナーとなるべく遺伝子操作で生まれてきた少女が、ある決意を胸にもう姉のドナーにはならないと両親を訴えたことから崩壊の危機に直面した家族のそれぞれの心の葛藤とその行方を切なくも優しい眼差しで描き出す。

さて「泣けるのか?」というところだが、結果は「No」。

アビゲイル・ブレスリンもキャメロン・ディアスも渾身の演技(その他の役者もみんな上手い)を見せてくれるのだが、全体的になんだか薄味。

白血病の子供がいる家族というある意味ありきたりのストーリーの転換点となるのは、「ドナーとして生きてきた次女が母親を訴える」という特殊なできごと。

だが、この「訴え」を中心に法廷で物語が展開するわけではなく、スパイス的な役割に終始し、「意外」とは云えない「訴え」の裏側が明らかになることで、物語は大団円を迎える。(ちなみにこの法廷絡みでの判事と弁護士はいい味だしてる。)

で、この家族再生に至るプロセスと大団円がいまひとつ心にグッとこない。

その理由はなんだろうかと考えてみたのだが、なんとなく「子供が賢すぎるなー」というところに引っかかってるのかと思うた。

家族再生でアビゲイル・ブレスリン出演なら、「リトル・ミス・サンシャイン」の方がおススメ。

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私の中のあなた(My Sister’s Keeper)

  • 監督:ニック・カサヴェテス
  • 出演:キャメロン・ディアス / アレック・ボールドウィン / アビゲイル・ブレスリン
  • 公開:2009年
  • 購入:Amazon楽天市場

もう姉のドナーにはならない。
両親に訴訟を起こしたアナ、11歳。
しかし、その決断には
ある理由があった──。