【映画】ドーン・オブ・ザ・デッド

ドーン・オブ・ザ・デッドドーン・オブ・ザ・デッド/Dawn Of The Dead
監督:ザック・スナイダー Zack Snyder
2004年 アメリカ
それは、8歳の少女から始まった。
感染するまで、終わらない――。

ジョージ・A・ロメロの名作「ゾンビ」のリメイク作品。

公開当時結構話題になっていたので、深夜に放送していたのを録画して観た。

ジョージ・A・ロメロ監督の“リビング・デッド・トリロジー”の第2作であり、恐怖映画の歴史的傑作「ゾンビ」を、CM出身の新鋭ザック・スナイダーが監督したアレンジ・リメイク・バージョン。
オリジナル版の隠し味だった文明批評的なニュアンスはなりを潜めたが、「ドーン・オブ・ザ・デッド」はホラー映画としてのおどおどろしさや生理的嫌悪感を増長させる演出ではなく、時にユーモアを交えながら、極限状況に陥った主人公たちのサバイバルと、終末へと向かう地球の姿をサスペンスフルに描いている。

ホラー映画を観て怖いと思うことがほとんどないので、最近はこういった映画は観ないのだが、案の定、怖くはなかった。

が、面白い。

ホラー映画というよりもアクション映画の要素が強く、特に“走るゾンビ”やスピーディーな展開はまさにアクション映画。

脚本はツッコミどころもあるが、力まかせにグイグイと物語を進めるパワーはCM出身の監督らしいこぎみよさがあるし、そこを楽しんでこその作品だろう。

「ゾンビ」のリメイクとして観るよりも、新しい設定のアクション映画として観た方が面白いと思うので、生粋のホラー映画好きよりもアクション映画好きの方が相性は良いんじゃないかと思った。

ドーン・オブ・ザ・デッドドーン・オブ・ザ・デッド/Dawn Of The Dead
監督:ザック・スナイダー Zack Snyder
評価:stars
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