【音楽】Love/The Beatles リリース

Love/The BeatlesLove
The Beatles/ザ・ビートルズ
2006

21世紀に入って2作目となる最新作。

元は ジョージ・マーティン(George Martin)と息子のジャイルズ・マーティンが The Beatles の楽曲を元にしたシルク・ド・ソレイユのミュージカル「LOVE」のために制作していたものであるが、正式にアルバム作品(全26曲約78分)となった。

内容はすべての楽曲を聴きなおして楽器やヴォーカル等をトラック毎に解体後、それらを組み合わせて新しいサウンドにしたものだという。


「LOVE」が The Beatles のオリジナル作品かとなると違うと思うが、ジョージ・マーティンが制作に関わり、残された The Beatles のポール・マッカートニー(Paul McCartney)やリンゴ・スター(Ringo Starr)、ヨーコ・オノ・レノン(Yoko Ono Lennon)がお墨付きを与えているという万全のバックアップでリリースされる作品なので、そこら辺のリミックス・アルバムとは違うものができていると期待したい。

ザ・ビートルズ「LOVE」収録曲
1.Because
2.Get Back
3.Glass Onion
4.Eleanor Rigby
Julia (Transition)
5.I Am The Walrus
6.I Want To Hold Your Hand
7.Drive My Car/The Word/What You’re Doing
8.Gnik Nus
9.Something
Blue Jay Way (Transition)
10.Being For The Benefit of Mr.Kite!/I Want You(She’s So Heavy)/Helter Skelter
11.Help!
12.Blackbird/Yesterday
13.Strawberry Fields Forever
14.Within You Without You/Tomorrow Never Knows
15.Lucy in the Sky With Diamonds
16.Octopus’s Garden
17.Lady Madonna
18.Here Comes The Sun
The Inner Light (Transition)
19.Come Together/Dear Prudence
Cry Baby Cry (Transition)
20.Revolution
21.Back In The U.S.S.R.
22.While My Guitar Gently Weeps
23.A Day In The Life
24.Hey Jude
25.Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)
26.All You Need Is Love

リリースの経緯からするとこの作品を The Beatles 名義として受け止めるのは「苦しいなぁ〜」と云わざるを得ないし、ジャケットもタイトルもセンスが良いとは思えないのがこの微妙感を更に増幅させるところ。

まぁ、The Beatles の完全オリジナルな新音源なんてのは期待できないのが現実だろうから、こういった手法でビジネスにするというのが今後の The Beatles の売り方なんだろう。

って先にリリースして欲しいものが他にもあるんだが・・・

*Amazon*
Love(通常盤)/The Beatles(2006)
Love(スペシャルエディション)/The Beatles(2006)
※ステレオ音声の通常盤(CD)と、5.1chサラウンド音声(映像未収録)が追加されたスペシャルエディション(CD+DVD)が発売される。

*参考Link*
下記URLはシルク・ド・ソレイユのミュージカル「LOVE」の映像であるが、参考までに。
こういう感じの曲になるのかな。単なるリミックスという感じがしないでもないが。
YouTube – Gala Premiere of The Beatles’ LOVE by Cirque du Soleil®