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名作「上海の西、デリーの東」(個人的には沢木耕太郎の名作「深夜特急」よりはるかに面白い。旅行記好きならまず読んどくべし)の外伝とでも云うべき作品でありましょうか。
誰もが避難民のようにここだけを目指してやって来た。
ある者はネパールから、ある者はトルコから…誰もが日本人だった。
インドのホテル「クミコハウス」に集まる旅人たちは何を語るのか。
「上海の西、デリーの東」外伝。
タイトルの「クミコハウス」は、インドを旅した者なら必ず耳にしているだろう超有名ゲストハウスの名前。
オレはインドには行きそびれたが(カンボジアに流れた)、クミコハウスの名は知っていたくらいだから相当有名なわけだ。
また、本書に登場するミドリさんも知っていたが、まさか張本人の登場とは驚いた。
さて、「上海の西、デリーの東」とは違って、こちらは写真がイッパイ。
これがまたイイんだなー。
写真のことなんてなんもワカランのだけど、オレ的に好きな写真がイッパイ。
ガンジスの写真は藤原新也を思いだしたが、みんなあの写真を撮るんだろうなぁ。
オレだって行けば撮ると思う。
アジアの旅の空気を切りとったような筆致は、あいかわらずステキ度が高いが、まず「上海の西、デリーの東」を読破してから読めばなおヨロシイかと。
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