【映画】ロスト・イン・ラ・マンチャ

ロスト・イン・ラ・マンチャロスト・イン・ラ・マンチャ Lost In La Mancha
監督:キース・フルトン/ルイス・ペペ
2001年 アメリカ/イギリス
悲劇か? 喜劇か? ジョニー・デップ最新作! 総製作費50億! この未曾有の超大作に、一体何が起ったのか!?

「ロスト・イン・ラ・マンチャ」は、大作のメイキング・フィルムのために撮影されていた映像を元に作られた、史上初(?)の作られなかった映画のドキュメンタリー。

「未来世紀ブラジル」「バロン」の鬼才テリー・ギリアム監督が長年暖めてきた企画「The Man Who Killed Don Quixote(ドン・キホーテを殺した男)」。
ヨーロッパ資本では空前の製作費50億円で、ジョニー・デップにヴァネッサ・パラディが出演する大作だ。
ところがこの映画は撮影6日目にして中断に追い込まれ、脚本は保険会社により差し押さえられてしまう。
本作は、そんな世界が注目した大作のメイキングをつくるためにカメラを回していたクルーが図らずも見届けることとなった製作中断までの経緯を追った”アン・メイキング”ドキュメンタリーである。

かなりの映画好きと自認するなら観ておきたい作品である。

しかし、ほどほどの映画好きならオススメしない観る人を選ぶ作品でもある。

無類の((c)吉田栄作)メイキング好きなオレなんで、かなり楽しめが、楽しみつつもテリー・ギリアムが可哀想になった。

信じられない程の熱意で困難にもめげずに撮影を続けようとするギリアムだが、徐々に情熱を奪い取られていく過程がハッキリとわかり実に痛々しい。

ま、最後には絶対作るぜ! と復活ギリアムが見られたのが唯一の救い。

いつか完成させてネ。

あんまり面白そうな映画には見えなかったが、いつもそんな感じなんで期待しております。

ロスト・イン・ラ・マンチャロスト・イン・ラ・マンチャ Lost In La Mancha
監督:キース・フルトン/ルイス・ペペ
評価:stars
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