年賀状のお年玉当選発表は15日の昼頃らしい。
もたもたせんとさっさと発表しろ、と思ったが、まぁ、どうせ1等しか当たらないから、ノンビリ待つことにする。
ワーワー騒がずにノンビリと待つことにしたから郵政省(旧:総務庁・郵政省・自治省)の長、つまり総務大臣の竹中平蔵は菓子折り持ってやって来て、ペコペコするように。
さて、オレが当たる1等であるが、下記のような景品が用意されている。
みんなは当たらないので、見るだけ目の毒だが、毒でもイイから見ておいた方が良いし、みんなは当たらないから関係ないが、コレにしたほうがイイ、アレにしたほうがイイ、とアレコレとオレに余計なお節介を焼いて楽しむべきだろう。
・わくわくハワイ旅行
・にこにこ国内旅行
・ノートパソコン
・DVDレコーダー+ホームシアターセット
・デジタルビデオカメラ+プリンタセット
「わくわくハワイ旅行」が当たって「わくわく」しなかった場合を考えると、どうにも気が乗らない。
オレは結構周りに気を使うタイプだから、「わくわく」してなくとも、周囲の人間や平蔵に気を使い、無理矢理「わくわく」しているフリをするに違いない。
いや、きっとフリをする!
「わくわく」してるフリをするために、わざと「わくわく」しない方向に気分を大いに盛りあげていく可能性も「ない」とは云えない。いや、ある!
じゃあ「にこにこ国内旅行」も同じ理由でダメだ。
「にこにこ」してるフリをするために、わざと「にこにこ」しない方向に気分をドコドコと戦陣太鼓を打ち鳴らし鼓舞してしまうだろう。
だろうじゃない、きっと打ち鳴らす。高らかと。
「ノートパソコン」。
「わくわく」とか「にこにこ」とか云うてたくせにいきなり「ノートパソコン」と無愛想に突き放す表現。
まるで投げっ放しジャーマンみたいじゃないか。
「どきどきノートパソコン」だの「うふふふノートパソコン」だの、そういうフックみたいなのがあるべきではないか。
いきなり「ノートパソコン」じゃあ、1等という呼び名に相応しくない。よって却下。いらん。いるけど、いらん。
「DVDレコーダー+ホームシアターセット」。
「DVDレコーダー」というのは、まさしくDVDにしかレコードできないものだろうか。だとしたらショボい。
しかし、世の中では「DVDレコーダー」も「HDDレコーダー」も同じように扱われているので油断できない。
「DVDレコーダー」だと云うから油断してると、実は「HDDレコーダー」でもあった、というような珍奇な出来事に事欠かない世の中だから油断できぬ。
しかし、オレはDVDにだってレコードできるHDDレコーダーを所有しているから、ホームシアターが付いてくるとは云え、「DVDレコーダー+ホームシアターセット」にはちっとも興味がない。
じゃあ最後の「デジタルビデオカメラ+プリンタセット」がどうかとなると、これまた実に悩ましい。
デジタルビデオカメラは実に欲しい。
実に欲しいのだが、デジタルビデオカメラを実際に手に入れると、どうしても編集がしたくなる。間違いない。
編集したくなる、ということは、PCで編集するということだ。PCで編集するということは、編集できるPCが必要だということだ。となると、気分よく編集できるくらいのPCが必要になってくる。
そうした条件を踏まえると、1等は「デジタルビデオカメラ+プリンタセット」ではなく、「デジタルビデオカメラ+サクサク動画編集PC+プリンタセット」じゃなければならない。
しかし、これだけあっても、実際に録画する被写体や、それに相応しいロケーションが必要である。そういうのが存分に用意されていなければ、こうしたセットは、機能をフル活用されず、そのまま押入れに直行だ。
となると、ベストな1等は「わくわくハワイ旅行+にこにこ国内旅行+デジタルビデオカメラ+サクサク動画編集PC+プリンタ+ホームシアターセット」という結論に寸分違わず行き着く。
エコが叫ばれる昨今、押入れ直行確実な景品よりも、ちゃーんと活用される景品を用意するべきである。
その辺のところ、総務省はどう考えてるのだね。
まぁ、1等を4回当てれば、出費はサクサク動画編集PCだけで済むから、最悪それでイイんだけどね。
でもその前に大問題をクリアしなければならない。
どうやって1等4回を、
年賀状2枚で当てるか、だ。