UNKNOWNによる自主制作映画最新作「もうひとりのやまちゃん」ついに公開。
日常をだらだら過ごすやまちゃん。本に夢中になっているうちに、いつの間にか食べかけのお菓子が無くなっている!? いったいやまちゃんの身に何が起こった!?
2005年公開予定が押しに押し、結果2006年春になってしまうというマイクロソフトのOSやドラゴンクエストばりの大物っぷりであるが、オレ個人からするとマイクロソフトのOSやドラゴンクエスト(しつこい)よりも超重要だ!
本作ではオレの友人、「日本海へ行くはずだった」では相棒をつとめた「やまちゃん」が主演!
半笑いの演技が松本人志みたいだ! とオレだけが云ってます(友人なので弁護)。
ちなみにやまちゃんはインターネットと全く縁のない生活をしてます!
さて今年中に第4作は作られるのでしょうか。
感想とかここに書いたりアナタの近くにいるUNKNOWNな面子の耳元に囁いてくれると嬉しいです。
そんなアナタの感想が、次回作へのコエンザイムQ10です!
≫≫UNKNOWNの作品はここで観られるヨ!≪≪
※4月末まで高解像度版で公開中!
人知れず静かに動く UNKNOWN の活動であるが、最新作「もうひとりのやまちゃん」に感想文を頂いた。
実に嬉しい限りである。いや、限りすらない。実に嬉しい無限りである。
というわけで、調子にのって紹介するのである。
実に手前味噌な感じで、最高に気持ちよい!
だれの日常にも潜む『やまちゃん』
学生時代の同級生、バイト先の友達、会社の同僚。だれの過去にも、必ずひとりはいたであろう『やまちゃん』。
それはサッカーが巧くてお洒落な男の子だったかもしれない。アゴがしゃくれていてバスガイドのネタをやる女だったかもしれない。(それはやまちゃんという より邦ちゃんだが)今回は、そんな貴方の『やまちゃん』ライブラリーにまた一人(正しくは二人か)『やまちゃん』が加わることとなりそうだ。
一見どこにでもいるお人好しそうなちょいダメおやじの『やまちゃん』と、帽子をかぶりサングラスをかけたイタズラ少年のような『やまちゃん』。これはそんな二人の物語である。
話の内容についてはあえて触れないが『やまちゃん』の大味な演技は、男の料理のようだ。
そしてその不器用さは効き過ぎのスパイスと同じで、口にあうかどうかは食べてみないと分からない。エンディング曲の「ひみつのマーチ!」では「埼玉、山梨、海開き♪」という一節が飛び出すなど、ディティールまでこだわった笑いを入れるUNKNOWNの基本姿勢は今回も変わっていない。
もちろん埼玉と山梨に海はないのだが、そんな常識を持たない現代の若者への警鐘とも聞こえる、なる氏によるリリックが秀逸だ。それにしても本作は『やまちゃん』ブームを巻き起こした作品としてもっと評価されるべきではないだろうか。
マーヴィン・ゲイを聴きながら
2006年4月 キムラキムヲ