【映画】ホテル・ハイビスカス

ホテル・ハイビスカスホテル・ハイビスカス
監督・脚本:中江裕司

2002年 日本
うちは、インタァナソナル・ファミリィ・ホテル!
古くてもボロくても、人は上等!
泊まってみたい、三ツ星ホテル!

「ナビィの恋」の中江裕司監督が、小学校3年生の少女をヒロインに描く沖縄ムービー。
個性豊かな面々が揃う一家が経営する古びたホテルを舞台に、天真爛漫でとびきり元気な腕白少女がひと夏に経験する様々な出来事や出会いを琉球音楽にのせて綴っていく。
原作は仲宗根みいこの漫画「ホテル・ハイビスカス」。

どこまでも明るくて楽しい映画。

しかし、堂々たる反戦映画だと思ったんだが、どうなんでしょう。

明るい場面の上空を飛ぶ戦闘機の爆音、そしてお盆の出来事。

沖縄の明ると表裏一体となったメッセージ。重々しい。でも楽しい映画。

この痛烈なコントラストが受け入れられるか、受け入れられないか、その辺が「ホテル・ハイビスカス」を楽しむ境界線になるんじゃないだろうか。

ややエピソードが多すぎると思うが、沖縄の空気を感じたい人にはかなりオススメ。

再見するともっと楽しくなるんじゃないかな。

ザックリとだが、「千と千尋の神隠し」とダブる。

しかしあの子供の声はデカすぎ。もう少し絞れなかったんだろうか。

それから、時折英語字幕がつく。

モロ沖縄の言葉で会話してるんで、理解するための手がかりになるが、日本の映画で字幕がついてるとなんか不思議な感じがする。

そうそう、「ナビィの恋」のあの面々も、ここであそこで登場。それだけで嬉しくなってくる。

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