ロビン西による原作コミック「MIND GAME/マインド・ゲーム」を、長編映画初監督の湯浅政明(劇場版「クレヨンしんちゃん」等で活躍)と STUDIO4℃ が映画化。
初恋の人ミョンと偶然再会した西は、彼女が姉のヤンと営む焼き鳥屋に招待されるが、ミョンの父の借金を取り立てに来たヤクザに殺されるハメに。
しかし現世に未練を残す西は神様に逆らい執念で生き返る。
生き返った西はヤクザを殺し、車を盗んでミョンとヤンを乗せ逃亡。
しかしヤクザ軍団に追い詰められ、車ごと海にダイブ。しかし・・・
生きることへの飽くなき執念がド迫力で描かれる傑作。
期待はしていたが、期待を遥かに超える今年最後に観た傑作。
このアニメーションの凄まじさは見ないとわからない。
これほどのスピード感をアニメーションでは見たことがないほどである。
実写も CG もこの作品のスピード感には勝てない。
というか実写ではこれほどのスピード感を表現することは不可能に近い。
「クレヨンしんちゃん」の映画を手がけている湯浅政明と STUDIO4℃ だけにスピード感には期待できたが、期待を超えてリミッターを外しちゃった手描きアニメの極みだ。
そうしたスピード感にも圧倒されるが、西の良いヤツも悪いヤツも面白いヤツもつまらないヤツもいるこの世界でオレは生きたいんや! 的なメッセージにもグッとくる。必見。