ロッキー Rocky
監督:ジョン・G・アヴィルドセン
1976年 アメリカ
15ラウンドを闘いぬくことに、ロッキーは永遠の愛をかけた……
「ロッキー・ザ・ファイナル」を観た勢いで30年以上も昔(!)のファーストを手に取った。
>>内容<<
フィラデルフィアのしがない4回戦ボクサー、ロッキーに突然チャンスがやってくる。
世界ヘビー級チャンピオンのアポロが人気取りのため、格下の相手と戦うことを宣言したからだ。
かくして、薄汚れた下町の中、ロッキーのトレーニングが始まった。
監督はジョン・G・アヴィルドセン。「ロッキー」でアカデミー賞監督賞を受賞しているが、他にも「ベスト・キッド」シリーズも手掛けている。駄作の呼び声も高い「ロッキー5 / 最後のドラマ」(未見)を始めとして、ゴールデンラズベリー賞の常連として有名な監督でもあるが(まぁ、スタローンも常連だが)。
C級俳優として極貧生活をしていたスタローンが、世界ヘビー級タイトルマッチ「モハメド・アリ対チャック・ウェプナー」の試合を観たことから、「ロッキー」伝説は始まる。スタローンはこの伝説の試合からヒントを得た脚本を書き上げ、映画「ロッキー」を地で行く成功を収める。
もう内容については云うことなし、って感じで、スケート場のシーンだとか、ミッキーとの和解シーンとか、名シーン盛りだくさん。
試合のシーンが1番というのは、ちょっと違う。そこに至る過程がとてもよく描かれているからこそ、「ロッキー」は単純なマッチョなスポーツ映画とは一線を画しているんだろう。なんというのだろうか、スタローンの思いが伝わる作品なのである。
また、スタローンがついていたなと思うのは、ビル・コンティ作曲の「ロッキーのテーマ」(原題「Gonna Fly Now」)という名曲の存在。映画史に残るのこ名曲が「ロッキー」という映画の素晴らしさの1大要素であることは間違いない。
素晴らしい脚本と素晴らしい映像に素晴らしい音楽がついたら「ロッキー」になった。
「ロッキー」はそういう映画だ。
ちなみに、エイドリアンがバッカスという犬をロッキーの家に連れてきた時、
ロッキー 「バッカスは何食べるんだ」
エイドリアン「亀だって」(ロッキーは亀を飼っている)
という会話があるのだが、エイドリアンが「亀だって」とか云った後、ロッキーが「ヤバイぜー!」と空耳云ってます。
ロッキー Rocky
監督:ジョン・G・アヴィルドセン
評価:
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