「ロシアで見つけた おっ!これは!?」から。
今でもイベントごとになるとそうなのだが、子供の頃は運動会や体育祭の日には雨が降って欲しいと思っていたし、遠足や修学旅行では晴れて欲しいと願っていた。
大人になってからは晴れて欲しい、少なくとも雨はいらんのじゃー、と思うことが度々あるわけで、それを天候操作技術と結びつけることはないにせよ、誰しも天気には一喜一憂したことはあるだろう。
そんな一喜一憂を解決する技術がロシアにはあり、実際に運用されているというのだから驚きだ。
エントリーによると、モスクワでは1981年以降、大きな祭日(デモやパレード、共産土曜奉仕日、モスクワ市の日)に雨が降ったことはなく、晴れにする技術を使っていることは秘密でもなんでもないらしい。
しかし、デメリットもあるようで、
雨雲が近づいている場合、モスクワ郊外50~150kmで薬品を使い雨を降らせるので、郊外の住人には迷惑。 モスクワの住人からは「人工的に良い天気を作り出した後は、1週間雨が続く」という苦情がある。
ということになっている。
都内で雨が降らないように郊外であらかじめ降らせているわけで、雨を降らされた住民はたまったもんじゃないだろうし、1週間雨が続く(という苦情が事実なら)のもかなり大きいデメリットだ。
もちろん逆の雨を降らせることもできるみたいで、水不足対策に有効なのかなと思うのだが、これはこれで、
雨が降るはずだった場所に降らずそこが水不足になる。 人工的に雨を作り出した後は、1週間晴れが続く。
ということになるのかもしれず結果的になにもしない方が良いような気がする。
社会主義でも共産主義でもない日本でこうした技術を運用するのは難しいと思うが、公にやれる可能性があるとしたらオリンピックだろうか。
冬季オリンピックで雪不足だから降雪技術を使うとか。
それくらいしか用途が思い浮かばないのだが、基本的に使わないに越したことない技術ではあると思う。