【音楽】The Fantastic Story Of Mark Wirtz And The Teenage Opera/Mark Wirtz

音楽。

The Fantastic Story Of Mark Wirtz And The Teenage Opera/Mark WirtzThe Fantastic Story Of Mark Wirtz And The Teenage Opera
Mark Wirtz/マーク・ワーツ
2001年

Mark Wirtz が関わった音源を集めた2枚組アンソロジー。

Mark Wirtz と言えば不朽の名作「A Teenage Opera」の素晴らしさに腰を抜かし、そのまんまズーッと愛聴盤の1枚になってるわけだが、「A Teenage Opera」の楽曲を中心に Phil Spector サウンドやガールズ・ポップにサイケと縦横無尽に高い次元の音を奏でてしまう彼はまさに天才肌のミュージシャン。


1枚目では The Beach Boys の、というか Brian Wilson の「Pet Sounds」から「I’m Waiting For The Day」のカヴァーを収録。

歌っているのは Peanut で、ガールズ・ポップな可愛らしいアレンジは実に見事。「Pet Sounds」の曲をいじるのはかなりプレッシャーがあると思うんだけど、ファンでも文句なしのデキだろう。

オレ的聴き所はやっぱり「…The Opera-Movies On Record…」と題された「A Teenage Opera」からの4曲。

「The Theme From A A Teenage Opera」「Grocer Jack」「Sam」「Weatherman」と名曲連発で即死。

でも他にも好きな曲あるんだなぁ。なんでアレとかコレとか入れてくれなかったんだろう~、とか思いつつ、それなら「A Teenage Opera」丸ごと入れる必要があるな、と。

2枚目は最も成功した Mark Wirtz プロデュース Tomorrowのから。

アレンジがピリリと効いてます。

Mike Sedgewick の「The Good Guys In The White Hats」は多彩な音色でファンタジック。

「A Teenage Opera」辺りが好みの人にオススメの楽曲。

次のおサイケな逸品「10000 Words Cardboard Box」は、Tomorrow のドラマー Twink とベースの Junior のグループ Aquarian Age によるもの。これ、Twink のソロ・ヴァージョンがあるが、こっちの方がポップになっている。

Mark Wirtz プロデュースでまぁまぁ成功した Kippington Rodge の「Romours」や、Mark Wirtz のソロ未発表曲(オススメ)が続き、The Sweetshop の「Barefoot & Tiptoe」(「A Teenage Opera」収録曲。名曲です)はアレンジが変わっていて面白い。

次の Kris Ife の「Imagination」はタイトルのマンマ、すさまじいイマジネーションの世界になってる。基本的にはサイケデリックなアレンジが施されているが、オペラ仕様のサイケデリックといった感じか。

Roger James の未発表「Something Wonderfull」もサイケっぽくて良い曲。

最後の5曲は Mark Wirtz ソロ名義の曲。パーカッションを使ったラテン風の曲があったりして、Mark Wirtz っぽくないといえばそんな感じもするが、「Satan Took A Tram Ride」の面白いアレンジはやっぱり Mark Wirtz を感じる。しかしちょっと大げさな感じもあるなぁ。The Beatles な雰囲気を感じる曲もある。

んな感じで、Mark Wirtz が好きという人は買うべし。

でも「A Teenage Opera」知らない人はそっちが先だろう。

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The Fantastic Story Of Mark Wirtz And The Teenage Opera/Mark Wirtz(2001)

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