Act One
Beggar’s Opera
1970
ジャケの時点で傑作が約束された Beggar’s Opera のデビュー・アルバム。最近、見開き紙ジャケ仕様のリマスター盤がリリースされたが、ボクが買ったのは旧紙ジャケの輸入盤。
まずは云わずもがなのキーフによるジャケにハートを撃ち抜かれる。
この作品、収録されている曲のほとんどはクラシックからの引用(という名のパクリネタ)で構成されている。
グループの名前「Beggar’s Opera=三文オペラ」(グループ名の由来はジョン・ゲイによる戯曲「三文オペラ」から)をまさに地で行く作品で、これだけ人を食ったような作品にはそうそうお目にかかれるもんじゃない。奥田民生ミーツ金正日、そんな感じ。
引用だろうとパクリだろうと曲にそれだけの魅力がなければ再発にはならないわけで、B級的レベルの高いアルバムだけに普通の人にはまったくオススメしないが、胡散臭くてバカっぽくてポップでプログレなのが聴きたい人にはうってつけ。
まぁ、ジャケだけでも買うだけの価値はあるんじゃないだろうか、とオレは超個人的趣味で思った(部屋に飾ったら楽しくなるよ)。
Amazon:Act One/Beggar’s Opera(1970)
<参考にさせていただきました>
・BEGGARS OPERA