ブロンソンならこう言うね
ブロンソンズ
筑摩書房
大人の男だったら人生の岐路に立った場面でこう思ったことがあるはずだ。
「ブロンソンだったらなんて言うだろう」
もちろん、岐路に立ってなくてもこう思うだろう。
「ブロンソンだったらなんて言うだろう」
しかし、たいていの人にはブロンソンは降りてこない。残念ながら。
だが、みうらじゅんと田口トモロヲのユニット、ブロンソンズには降りてくる。
実に気易く降りてくるのである。
>>内容<<
漫画家のみうらじゅんと、俳優の田口トモロヲが尊敬するのは、男気あふれる俳優チャールズ・ブロンソン。
「もしブロンソンならきっとこう言うね」と、互いの悩みに答え合う人生相談本。
「肉欲を超える方法を教えてください」「男同士の友情は『女』に負けてしまうの?」など切実で笑える男の性、仕事、生き方の悩みと答えに抱腹絶倒。
文庫化にあたり、単行本未収録のQ&A、対談、イラストを収録。
気易く降りてくると思って読んだら、「ブロンソンならきっとこう言うね」ということだった。
つまり、みうらじゅん風に云うならば、ブロンソン・プレイなのである。
これはみうらじゅんによる「親孝行術」に通じるものがある。
あくまでプレイでありながら「なるほど!」とブロンソンもきっと納得の答えも満載。
特に「家族サービスが苦手なんです」という悩みにたいして、
「男という職業にはサービス料が含まれている」
なんていう答えにはギューン! となった。ブロンソン、絶対そう云うよ。
アゴをさすりながら、
「男という職業にはサービス料が含まれているのだよ、BOY」
絶対に云うよ。
なにかに行き詰まった時、行き詰まってない時、あらゆる場面の名バイブルである。
ブロンソンならこう言うね
ブロンソンズ
筑摩書房
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