40歳の童貞男 The 40 Year Old Virgin
監督:ジャド・アパトー
2005年 アメリカ
遅くて何が悪い!
タイトルからして「グローイング・アップ」「ポーキーズ」のイメージが頭に浮かび、なにをいまさら感があったのに加え、40歳の童貞のおっさんが主人公という加速度的に興味を失わせる映画だが(笑)なんの因果か観ることに。
>>内容<<
家電量販店の店員アンディは人とあまり話もしないオタク男。
おまけに40歳になっても女性とまともに付き合ったことのない”童貞男”だった。
その事実を同僚に知られてしまい、アンディの特訓の日々が始まる!
監督ジャド・アパトー、主演スティーヴ・カレルで贈る、爆笑コメディ・ロマンス作品。
でもまぁ、毒食わば皿までという心境で観たのである。
なにせ、昨年あたりから降って湧いた童貞ブーム(?)の仕掛け人みうらじゅん絡みの本「ブロンソンならこう言うね」も読んだばかりだし。(だからって観る必要もないと思うが)
という言い訳じみた話はどうでも良くて、内容だ、内容。
まず、40歳にもなって童貞である、というのは、日本とこの映画の舞台アメリカでは全然違うだろう。
日本じゃ非モテの結果の末というイメージであるが、アメリカだと宗教なんかとの絡みでそうなっちゃった的なことも珍しくはないと思う。
で、別にこの映画の主人公アンディ(スティーヴ・カレル)は宗教絡みで童貞ってわけじゃないが、非モテってわけでもない。
周りの連中に突き動かされて女性とお近づきになれる空間に行くと、なんやかやと誘惑されたりするのである。いわゆる逆ナンだ。
つまり彼が童貞であることと、童貞じゃなくなる過程に、なんの意味もない。
童貞男子の勉強になることはひとつもない。残念ながら。
単純に、これはコメディだ。なんのメッセージもない。観て終わり。ブラックでもない。
ホント、週末映画。
40歳の童貞男 The 40 Year Old Virgin
監督:ジャド・アパトー
評価: