シネマ坊主2
松本人志
日経BP出版センター
前作「シネマ坊主」が1、2時間程度で読めてしまう本だったので古本で買おうと思っていたのだが、全然見つからない。
そうこうしているうちに松本人志初監督作品「大日本人」の発表で、ますます「シネマ坊主2」を読みたくなり、しょうがないからAmazonで購入。
やっぱり1、2時間程度で読めてしまった。
>>内容<<
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前作もそうだったが、基本的に「松本人志の映画感想文」である。
間違っても映画評論や批評ではないし、主観全開のオレ感想文なので映画選びの参考にするには適切ではない本だと思う。
が、松本人志の映画を観る視点は独特で、オレならこの場面はこうするね、という意見があるところなどは、その辺の映画本にはない特徴だし、共感するしないは別として出版する価値はある一冊だろう。
タレントの書いた映画感想的な本となると、ビートたけしの「仁義なき映画論」を思いだすが、こちらも「オレならこうするぜ」という件が散見されて、なんとなく共通するものがある。(リリー・フランキーの「日本のみなさんさようなら」というのもあるな~)
そういや松本人志が「大日本人」という映画を作ったニュースがあったが、優れたコメディアンにして優れた映画監督という人はたくさんいるので、こちらも期待できそうである。
シネマ坊主2
松本人志
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