猫のあしあと
町田康
講談社
「猫にかまけて」の続編。
猫好きなら必読でしょ。
>>内容<<
独自のルールで、マイペースに暮らす猫たちに振り回される作家。
ユーモアあふれる文体の向こうに、猫と人間を見つめる真摯な視線を感じるノンフィクション。
ベストセラー「猫にかまけて」待望の第2弾。
個人的には「猫のあしあと」の方が好きであるが、100点と99点の違いくらいの「~の方が」である。
「猫」の本となると、猫はこんなに可愛くて共に生活すると素敵極まりない、的な猫愛まっしぐら本を思い浮かべたりするのであるが、町田康の猫シリーズ(?)は全然違うのである。
ボサッと読んでいると、猫飼うと色々とめんどくさそうだなぁ~、なんか働かない親父が四六時中家に居るみたいな感じだ(そのような環境にいたことはないが、そんなイメージ)、という印象なんだが、読み進むうちに、あ~、こんなめんどくさいヤツが家にいてもエエかなぁ~となり、最終的には「なんでうちにこんなめんどくさいヤツがおらんのだ!」になる。(ならないかも)
最後の最後に鼻がグズグズして目が開けられなくなる展開であるが、あ~、猫と暮らしたいなー、と
猫のあしあと
町田康
講談社
評価:
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