学校の廊下で木人になった経験あり!
コミック・カンフーに踏み出す前のジャッキー・チェンが主演した、本格カンフー映画。父の仇を討つため少林寺で修業を積む青年が、最後の試験である木人との戦いに挑む。
いったい何年ぶりに観るのだろうこの映画。
土曜日、友達と飯を食ってたら、なぜか「少林寺木人拳」の話で盛りあがり、日曜日の昼、友達と飯を食ってたらまたしても「少林寺木人拳」で盛りあがる。
盛りあがりつつ友達は云った。
「DVDあるから貸したげるわ」
持ってんのかよ! と驚きつつそのまま借りて観た。
ストーリーであるが、主人公はさること10年前、父を目の前で殺されたショックで口が利けなくなったイールン(ジャッキー・チェン)。彼は日々、少林寺で修行に励んでいた。
ある日、イールンは寺の裏の洞窟に幽閉されている正体不明の男と出会う。
その男から拳法を習い実力をつけたイールンは、少林寺の免許皆伝試験のため木人と戦うことになる。
この映画のポイントは「木人」の凄まじさとジャッキーの整形前の顔に尽きると云っても過言ではない。
子供の頃は「木人」に心奪われ、今観ると木人も良い味だしてるが、ジャッキーが一重なのに更に心奪われた。
香港映画の魅力は大人になっても色あせることはない。
さて昔のジャッキーはジャッキーでとても可愛い顔してるじゃないの。
映画としては映像は汚いし、カットは無茶苦茶で、脚本だってオイオイオイ!
だが、当時の香港映画の勢いを十二分に含んだ映画で、オレは好きだな。
「仇討ち」という当時の香港カンフー映画の伝統を守っているところも好感度が高い。
やっぱカンフーは仇討ちでしょう。
ユン・ピョウがただのチンピラで登場するところも昔の香港映画を観る醍醐味。
<参考にさせていただきました>
・だるまの奮闘記: Gyao動画『少林寺木人拳』