【映画】チャンピオン鷹

チャンピオン鷹チャンピオン鷹/The Champions
監督:ユン・シャンチャン
1981年 香港
生足かけた真剣勝負

ワールドカップ期間中だから、というわけではないが、サッカー映画を紹介。

アヒル飼いの青年がプロサッカーチームに入団し、強力なキック力を武器に一流選手を目指す。

往年の香港アクションスター“ユン・ピョウ”主演の元祖カンフー・アクション映画。

薦めてくれた友人曰く「『少林サッカー』よりも面白いヨ!」。

実に怪しいもんである。

しかし、残念ながら、面白い。

主演は若き日のユン・ピョウ。

ストーリーは一応あるが、カンフーとサッカーが合体した青春スポーツ・コメディ、ということだけお伝えしておく。

さてこの映画、そもそも邦題の「チャンピオン鷹」の「鷹」がいったいなんなのかわからない。

誰だよ「鷹」って。多分、ユン・ピョウ演じるトンのことでしょうが、「キャプテン翼」の「翼」を意識しての「鷹」なんでしょうか。

で、肝心のサッカーの場面だが、「少林サッカー」の豪快さに比べるとアクションは小粒。

しかし、この肉体のアクロバットな小粒アクションがイイんですねー。

さすがアクション俳優ユン・ピョウ、プレーそのものはなかなか巧いんですよ。

が、全体を見ると、全員がボールに集まる小学生サッカーの様相を呈している。

が、が、トータル・フットボールと云えなくもない。云えないな。

あと、「少林サッカー」よりもギャグがイイ。

特に最後のゲームの終盤、雨が降ってきてからは絶品。

「序盤のあのシーンは伏線になってたのか!」とビックリするほど下らない伏線に腰を抜かす。

同点ゴールのシーンなんか笑いを忘れて呆然とするし、公開時のコピー「生足かけた真剣勝負」そのまんまのゲーム後の罰は、残酷すぎて今じゃ映画化できないこと確実。

いやもう全然オススメしませんが(こんなんばっかり)、これは個人的には見逃せない一作。

だがオススメしない。怒られたくないし、人の時間を無駄にする趣味もない。

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チャンピオン鷹/ユン・シャンチャン