【非日記】たまには日記だらう

「電車男」のエルメス

たまには日記らしいことも書くべきだろうと思った。

オレの凄まじく狭い視野の中で思うことは、人気のある日記というのはとにかく「赤裸々」に語りまくってるなぁ、ってことだ。

だから、少しはオレの私生活のアレやコレやを目を覆いたくなるほどに、裸で歩いてるんじゃなかろうかなくらい赤裸々に語らねばならないだろうと思うわけである。

みんなオレのプライベートに興味があるはずだ。

みんなオレのプライバシーを侵害しまくりたくて仕方がないはずだ。

書いてあることが本当か嘘かは知らないが、とにかく「赤裸々」である。

「赤裸々」でなければネットのテキストは相手にされないのである。

男は「女」を匂わせ、女は「男」を匂わせ読者をヤキモキさせるのである。

オレは狭い視野の中から得たカスみたいな情報を分析してそう結論付けたのである。

電車の中で酔っ払いに絡まれていた中谷美紀似の美女を助けたらイイ感じになったとか、

中国で開発されたロボットをテキストでいじり倒していたら中谷美紀似の美女とイイ感じになったとか、

今晩妻が浮気するのでいてもたってもいられなくなって玄関に飛びだしたら中谷美紀似の美女と出会ってイイ感じになったとか、

人気があるのはそんな話だ。

そんな話であることに気づくと、オレのテキストには「中谷美紀似の美女とイイ感じ」が欠けているんではないか、と思うわけだ。普通そう思うだろう。

結局、人気が「ある」と「ない」の境界線は「中谷美紀似の美女とイイ感じ」なんだよ。

だからテキスト書いて人気者になりたい人は「中谷美紀似の美女とイイ感じ」の要素を忘れてはならないわけだ。

っつーことで、オレも人気者になって印税ガッポガッポしたいので、どんどん積極的に「中谷美紀似の美女とイイ感じ」要素を使って行きたいと思う。

とりあえず昨夜のことを書こう。

もう読者はヤキモキだろうな。

「男」も「女」もそこのキミもシラッとした顔して心ではヤキモキヤキモキしてることだろう。

昨夜だ。

オレと某と某と某の4人で渋谷のちょっとイイ感じの店で飲んだ。

まぁ全員男だ。

しかしその席が全員男であることには「中谷美紀似の美女とイイ感じ」的になんら問題はない。

ドラマは突然、嵐のようにやってくるのだから。

まー、そこでウダウダと下らない会話をするわけだ。

アー、とか、ウー、とか、むさ苦しい男4人でやってるわけだ。
エヘヘヘヘー、とか云ったりもするわけだ。

散々下らない話に造花を咲かせ、皆、散り散りになって帰る。

渋谷駅だ。

深夜にならんとする渋谷駅だ。

そこで出会ったんだよ。

中谷美紀似の美女とイイ感じになってる男と。

あー、人気が出てしまう(知らん)。