【妄想】効率化への妄察

効率化への妄察

今日も帰宅したら日付が変わっていた。

仕事ではなく単に飲んでいただけだが、遅いことにはかわりはない。

しかも明日気分の今日も遅い帰宅になることは既に決定しており、あがらうことのできない運命に翻弄されるオレを存分に感じていたりする。

てな話はどうでも良い。地球防衛、まだ成らず。

最近思うのだが、真面目に仕事の話をしているつもりなのに、どうも冗談ととられているようなフシがある。

別にそれが困るというわけではない。

てな話はどうでも良い。困ってないのだから。

それにしても連日遅い帰宅となると困るのが、HDDレコーダーに録画した番組をまったく消化できないことだ。

いっそのことアルバイトでも雇い、バイト君に録画した番組を鑑賞させ、60分の番組をクオリティを落とさず10分の番組に編集させようかと思う。

そしてバイト君が編集した10分版をパイプでもくわえながら鑑賞すれば、効率的にHDDレコーダーにたまりまくった番組を、スミヤカに消化できるのではないだろうか。

が、バイト君の編集が適切なものであったかを確認するために、マスターとなる60分番組も確認したくなるというのが人情。

となると、結果的には60分番組を見るために70分を費やすことになり、これでは本末転倒の事態。そういう自分のバカさかげんを認めたくないから、バイト君を呼びつけて、

「キミの編集した10分版を見たが、マスターの60分版をつぶさに凝視したところ、キミの編集能力がボンクラであることが発覚したので、クビだぁー!」

と叫んでしまうことは間違いない。

60分番組を見るために10分に編集させた結果70分見ることとなる阿呆な事態を改善するため、時給は高いが能力も高いバイト君に、60分番組を5分に編集させれようかと思う。

こうすることにより、消費する時間は編集番組の5分と確認60分の計65分となり、ボンクラなバイト君と比較すると5分も時間を短縮できる。

5分も短縮できると、

毎晩5分早く就寝し、

5分早く起床し、

5分早く出社し、

5分早く業務メールを処理し、

5分早く部下に指示をし(いない)、

全体的に5分早まった結果、5分長く社長にゴマをすり、

当然5分早く出世し、

5分早く給与はウナギがのぼり、

5分早く家が建ち、

5分早く恋愛し、

5分早くプロポーズで、

5分早く結婚し、

5分早く子供が生まれ、

5分早く子供は大人になり、

5分早く孫が生まれ、

5分早く定年し、

5分早く余生を暮らし、

5分早くボケ始め、

5分早く飯を食った直後に飯を要求し、

5分早く死に、

5分早く生まれかわり、

5分早く毎日犬がウンコする位置のタンポポに生まれかわったことを知る。

バイト君は雇う前にクビにする方針だ。