イギリスの特殊部隊SASでノンキャリア最高の地位にまで上り詰めたギャズ・ハンターが描くSASの姿。
世界最強の特殊部隊SASのなかでもとくにエリート集団とされる対革命戦ウィングの副指揮官を務めた著者が、SAS秘密活動の詳細をリアルに描いた実戦記録!チームリーダーとして数々の極秘任務に従事。
とくにアフガン戦争において、最新鋭の携行式地対空ミサイル「スティンガー」の使い方を、現地でムジャヒディーンに教え、ソ連軍敗退の一因を作った男としても知られる。
これまでSAS関係者がアフガン戦争に深くかかわっていたという噂は根強くあったが、当事者がその事実を語ったことで世界的な注目を集めた。
さらに湾岸戦争でのSAS隊員の苦闘を描いたベストセラー『ブラヴォー・ツー・ゼロ』の著者アンディ・マクナブ、クリス・ライアンらは、著者ギャズ・ハンターの直属の部下であり、悲惨な結果に終わった作戦の内幕を初めて明かす。
英ガーディアン紙ほか絶賛のノンフィクション。
冷静な視点で書かれていながらも手に汗握る内容は面白いし、こんなハリウッド大作映画みたいな生活を送っている人がいるんだな。
数々の作戦が本書には描かれているが、特に面白いのはアフガニスタンの戦争の部分。
ギャズ・ハンターが最新兵器スティンガーをアフガニスタンに持ち込み、その使い方をムジャヒディーンに教えたことが後のソ連軍敗退の一因となった経緯は、まるで映画「ランボー」を見るようである。