【映画】ウェイバック -脱出6500km-

ピーター・ウィアー監督作品「ウェイバック -脱出6500km-」の画像

ウェイバック -脱出6500km-(The Way Back)(55点)

  • 監督:ピーター・ウィアー
  • 出演:ジム・スタージェス / エド・ハリス / シアーシャ・ローナン / コリン・ファレル
  • 公開:2010年
  • 購入:Amazon楽天市場

生きるために 歩く。
シベリアからインドまで6500kmを踏破した男達の真実の物語

脱出記―シベリアからインドまで歩いた男たち」(スラヴォミール ラウイッツ著)を原案にした映画。

1940年、ソ連・スターリンの恐怖支配に巻き込まれ無実の罪で囚われたポーランド人兵士ヤヌシュ(ジム・スタージェス)は、極寒のシベリアにある矯正労働収容所へ護送された。そこはすべての生命をのみこみ凍てつかせる不毛地帯・・・。 20年の懲役という途方もない刑を言い渡されたヤヌシュは、ある猛吹雪の夜に6人の仲間と共に収容所を脱出する。雪と闇にまぎれなんとか追っ手はまいたものの、この先彼らが進まねばならない道のりは実に厳しいものだった。食糧も装備も殆どなく目指す方向も不確かな中、凍てつく森を抜け灼熱の大地をわたる6500kmの旅路。想像を絶する苦難に直面する彼らがした事はただひとつ。歩いて、歩いて、歩き続ける事だった・・・

原案となった本の内容は不幸なできごとではあるが無類の面白さなので、正直、映画には全然期待していなかったが、そのまんま期待せずに観て良かった作品。
つまり、イマイチ。

「原案」と断っているだけあって、脱出に至る経緯も道程も原作とは随分違う内容になっている。
その違いのどれもが原作の持つ重々しさとか暗さとか深刻さを薄めていて、最終的に6,500キロ歩くのって結構イージーじゃね? みたいな映画になっていると感じた。

正直、2時間強の尺の中に、この長大な艱難辛苦の物語を封じ込めること自体が無理難題で、適当に端折った瞬間に、永遠に続くかと思われる苦難の道程を登場人物たちとともに味わうことが不可能になるというジレンマに、見事にこの映画は陥っている。

もちろん優れた監督の名人芸にかかればそんなことはなかったのだろうが、残念ながら、この作品はそこまで優れた監督には恵まれなかったようである。
でも監督は「刑事ジョン・ブック 目撃者」「いまを生きる」「トゥルーマン・ショー」のピーター・ウィアーなんだな。
なんか信じられんのだが、良書に良映画が成り立ち難いひとつの好例ではある。

映画「ウェイバック -脱出6500km-」の画像

映画「ウェイバック -脱出6500km-」

多分、尺としては3部作とか連続ドラマ向きなんだと思うが、延々と「腹減ったー」だの「喉が渇いたー」だの聞かされまくって挙句の果てに虫食ったり泥水すすったりする映像をひたすら見たい人なんてそんなにいないよね。
そんなある種「Uボート」的な作品、嫌いじゃないえけどね。

まぁ、映画の内容に興味を持った人には、「脱出記―シベリアからインドまで歩いた男たち」を迷うことなくオススメします。

ピーター・ウィアー監督作品「ウェイバック -脱出6500km-」の画像

ウェイバック -脱出6500km-(The Way Back)(55点)

  • 監督:ピーター・ウィアー
  • 出演:ジム・スタージェス / エド・ハリス / シアーシャ・ローナン / コリン・ファレル
  • 公開:2010年
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生きるために 歩く。
シベリアからインドまで6500kmを踏破した男達の真実の物語

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