HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル −シーズン2− 作品情報
- タイトル:HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル −シーズン2−
- 出演:松本人志、宮川大輔、藤本敏史(FUJIWARA)、ジミー大西、日村勇紀(バナナマン)、児嶋一哉(アンジャッシュ)、小峠英二(バイきんぐ)、大島美幸(森三中)、津田篤宏(ダイアン)、吉村崇(平成ノブシコブシ)、斉藤慎二(ジャングルポケット)
- 公開:2017年
松本人志から、再び招待状が送られる。今回は松本の新たな企みの元、芸人達が選考された。シーズン1の影響で、招待状の“意味”をすぐに理解する芸人達。参加費の100万円を捻出できるのかとドキュメンタルのステージに立ちたいという芸人魂が交錯する。笑いの格闘技に挑戦する10人が決まり、新たな闘いが幕を開ける。
感想
Amazonプライム会員限定オリジナル番組「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル」のシーズン3が始まったので、備忘メモ的にシーズン1に続いて2の感想を。
まず、基本的なルールはこんな感じ。
- ドキュメンタルの参加者は10人のお笑い芸人。
- 参加者は100万円を参加費用として支払う。
- 同じ空間に集められた10人がお互いに笑わせあう。
- 笑わせる手段は自由。
- 制限時間は6時間。
- イエローカード2枚で退場(松本人志判断)。
- 笑わせた者にはポイント獲得。
- 最後まで残ると参加費用を総取り。優勝賞金1,000万円。
シーズン1のルールとの大きな違いは、笑わせることでポイントを得られるところ。前回、優勝者が決まらなかったということを勘案してのことだろう。
また、最後まで生き残ってゲームに勝つ、という点からは、笑いをとりにいくメリットがあまりなかった。
メリットは誰かを笑わせれば競争相手を減らせる、くらいだが、これは他のメンバーを利することにもなる。笑いをとりにいくことで、つられて笑ってしまうリスクもある。
となると、積極的にゲームに参加しない、仕掛けないことが勝負を有利に運ぶコツになる。
番組として、お笑い芸人としてそれでいいのか、というのはもちろんあるので、そこまで露骨に自分を有利に導こうとするメンバーはいないだろうが(参加費の100万円にしても、ギャラである程度補填されるわけだし)、積極性の芽を摘むゲーム仕様には違いない。
おそらく、そうしたことを踏まえてのルール変更だろう。
他にも、イエローカード2枚で退場になるのもテンポアップに繋がるか。
そして、参加者から集めた1,000万に松本人志が100万を追加し、優勝者は合計1,100万円、実質1,000万の賞金となった。
シーズン1を踏まえてルールは改善されている。特に「攻め」の姿勢を評価するのは良いと思う。
参加メンバーは前回からスケールダウンしたような印象。
前回から引き続き参戦する宮川大輔、藤本敏史(FUJIWARA)、ジミー大西は良いとして、児嶋一哉(アンジャッシュ)、大島美幸(森三中)、津田篤宏(ダイアン)、吉村崇(平成ノブシコブシ)はなんで? って感じた。
斉藤慎二(ジャングルポケット)、小峠英二(バイきんぐ)は悪くないけど爆発的な力量は感じないし、新メンバーだと日村勇紀(バナナマン)くらいしか期待できる人がいない。さてどうなることか。
結果
で、エピソードが進むに連れて見えてきたのは、やっぱりシモネタが多いこと多いこと。シーズン1を研究して「笑いをとる武器」を用意してきたのだと思うが、結局そこに行くのか、と。
最終的に残った2人の戦いも、もうワケガワカラナイ状態になっていて、ルールを改善したところも効果があったとは云い難い。「狂気」って云い方をする人もいるかもしれないが、あれって単なるネタ切れのやぶれかぶれ状態としか思えない。
シーズン1と同じく、最初のワクワク感からエピソードが進むにつれて画面の肌色割合と下品度が高まってくるガッカリ感が半端ない。次はなんとかしてほしいなぁ。
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