ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別版/jackass the movie japan special edition
監督:ジェフ・トレメイン Jeff Tremaine
2002/アメリカ
世界の端っこでバカが叫ぶ!
MTVの人気プログラム「jackass」の映画版にして日本特別版。
様々な批判を浴びながらも全米の若者に熱狂的に支持されたMTVの人気リアリティ番組「jackass」の映画版。ひたすら危険な、あるいは下品なパフォーマンスに挑み、バカを極め、自らの肉体を無意味に痛めつけ続ける男たちをカメラに収めたストリート系おバカ・ドキュメンタリー。メイン・パーソナリティーはジョニー・ノックスヴィル。なお、日本公開にあたっては一部編集を加えた「日本特別版」での公開となる。
TV番組の「jackass」は全米CS放送史上最高視聴率を獲得したほどの人気番組。ところが、番組で行なった危険なパフォーマンスをマネる素人が続出、深刻な大ケガを負う者が相次ぎ大きな社会問題ともなった。その劇場版となる本作は過激度もさらにパワー・アップ。命知らず恥知らずな彼らが今回挑戦するのは、“レンタカーを使って激突レースに出場”、“生肉をぶら下げたままワニが群れる池のすぐ上を綱渡り”、“ショールームの便器で実際に大きい方をしてしまう”など、無意味でおバカな究極のパフォーマンスが繰り広げられていく。
「危険」もしくは「グロ」なパフォーマンスに、次から次へと挑戦するだけという一本だが、パフォーマンスはバカ丸出し。そこがこの作品の魅力であり、理性なんか入り込む隙間もないのがアメリカ的で凄い。
例を挙げると、
・トイレ用品店の見本の便器にウンコしてくる
・レンタカーを無茶苦茶に壊して返却
・雪を固めてカキ氷にして小便かけて食べる
といった具合。
こんなこと日本でやるとしたら、インディーズのAVくらいだろう。
開いたバカっぷりでアメリカにかなう国はない。
さて、本編。
面白いことは面白いが、考えてやってることじゃなく、バカな事を思いついたら全部やる的なスタンスなので、観てる側からすると「それ面白いか?」というネタも続出。
面白いor凄いというネタとそうじゃないネタの差が激し過ぎるので、結構退屈する場面も多い。
が、特に面白いのを厳選しました、という時点で「ジャッカス」ではない! という穿った見方もできるのが本作の恐ろしいところで、とにかくやりっ放しである。
オススメするにはキ印なところがあるが、日本じゃまず放送できないようなことをやってるので、この機会に観てみるのもイイかもしれない。
若かりし頃のダチョウ倶楽部の100倍凄いことやってます。
Amazon:ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別版
<参考にさせていただきました>
・ほぼ映画雑記〜外部HD〜 : ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別版