ノー・マンズ・ランド/No Man’s Land
監督・脚本:ダニス・タノヴィッチ Danis Tanovic
2001年 フランス/イタリア/ベルギー/イギリス/スロヴェニア
for Peace 平和こそすべて
実に評判の良い映画なので観てみた。
>>内容<<
各国の映画祭で絶賛を浴びた戦争ドラマ。ボスニアとセルビアの中間地帯”ノー・マンズ・ランド”を舞台に、1993年のボスニア紛争をベースに、戦争や報道するマスコミの愚かさをユーモアたっぷりに描く。ダニス・タノヴィッチ監督の長編デビュー作。
時は1993年、内戦が続くボスニアとセルビアの中間地帯「ノー・マンズ・ランド」の塹壕に取り残された、ボスニア軍兵士とセルビア軍兵士。
そして体の下に地雷を仕掛けられたボスニア軍兵士。
2対1の状況でありながら、敵同士の力関係は二転三転する。
そんな彼らを助けようとするがどうにもならない国連防護軍。
そしてもうひとつ外側の視点からかつてない状況を報道しようとするマスコミ。
それぞれの有り様をユーモラスに眺めると、とてもブラックでやるせない映画になっちゃった。
日本じゃあんまりヒットしなかったと思われるこの映画、設定の時点で面白そうだったんで観たかったんだがついつい観そびれた。
で、観たんだけど、傑作です。
アカデミー賞外国語映画賞にカンヌの脚本賞の冠はだてじゃない。
すいすい観た後に残る虚しさは一級品の映画のアカシ。
ノー・マンズ・ランド/No Man’s Land
監督・脚本:ダニス・タノヴィッチ Danis Tanovic
評価: