オープン・ウォーター/Open Water
監督・脚本:クリス・ケンティス Chris Kentis
2004年 アメリカ
最も怖い実話
取り残される 気付かない 誰も
海に呑み込まれる
ダイビングに出かけた夫婦が海のど真ん中に置いてけぼりにされてしまう「そんなところに置いてけぼりにしないでくれよ! 怖いじゃねーか!」という映画。
>>内容<<
CG、スタントを一切使わずに鮫の蠢く海での撮影に挑んだリアルなサスペンス・ホラー作品。
バカンスに海を訪れた夫婦に起こった衝撃の体験。
360度見渡す限り、岸は見えない。
いつしか周囲には鮫が…。
予算1500万円程度という低予算で79分という上映時間が短い作品だが、これくらいのサイズにしたのが功を奏しているんじゃないかと思う。
海に取り残された人間のドラマとしては押さえるところは押さえてるし、序盤の退屈さは”日常”と”非日常”との対比であると考えればコンパクトにまとまった良い映画。
海の真っ只中に取り残される、というシンプルにして相当怖い状況に目をつけたところもナイス。
シチュエーションだけで相当な不快感があるし、あり得ないと云い切れない状況が不快感に拍車をかける。
ちょっと微妙だなと思うのは、全体的なカメラワーク。
謎のイメージシーンが挿入されたりするのは意味不明だし、引きの絵がないのはもったいない。
だがCGもスタントも使わず鮫が泳ぐ海で演技した俳優の根性には拍手。
オープン・ウォーター/Open Water
評価:
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