ピーピー兄弟/The Bleep Brothers
監督：藤田芳康
2000/日本
この映画は 絶対テレビで
見られまへん！
大阪を舞台に兄弟の葛藤や周囲の人々の人間模様を描いた喜劇。売れない兄弟漫才コンビが過激な下ネタトークで、突然大人気に。しかし事態は思わぬ方向へ・・・。
S・セガールの実子・剣太郎セガールを始め、みれいゆなど話題の俳優陣が多数出演。R-15作品。
舞台は大阪。売れない兄弟漫才師イクオ（ぜんじろう）とタツオ（剣太郎セガール）は、ストリップ劇場の客を笑わせるために過激な下ネタを連発。
それを偶然見ていた天才ＴＶディレクターが兄弟をテレビ出演させるが、放送禁止用語連発のネタは「ピー」音ばかり。
しかしこれがウケて番組の視聴率は上がり、兄弟は一躍人気スターになるが・・・という人情コメディ映画。
公開時コピーの通り、この映画、テレビ放送は不可能でしょう。それはそれとして漫才のネタ自体はちっとも面白くない。兄弟の父（岸部一徳）が云うように、「ネタじゃなくピーがウケてんねや」なのである。
本来、こういう映画は漫才部分が面白くないと観てる側も冷めてしまうのであるが、漫才じゃなく「ピー」がウケてるんだからしょうがない。
ストーリーはストレートで、親子や兄弟の葛藤あり、それを支える女ありというものなんだが、兄弟と女を巡る部分で腑に落ちない結末となっているのは残念。良い落とし所が思いつかなかったのだろうか。
しかし全体としてはそれなりに楽しめる映画。
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