We Can Fly, Vol. 4[Compilation]
Various Artists
2003年
立ち寄ったディスクユニオンで一目惚れならぬ一聴惚れしたコンピレーション・アルバム。
サブタイトルの Psychedelic Obscurities Volume 4 -25 Psych Rarities 1966-1971 の通り、66〜71年の(それなりに)レアなサイケデリック的(そうじゃないのもある)音源25曲を集めた「We Can Fly」シリーズの第4弾。
ユニオンの店員によると「We Can Fly」シリーズは結構人気なんだそうだが、オレは知らなかった。明らかに勉強不足だ。
かなり胡散臭い音源から割と胡散臭い音源まで、この手のコンピレーションでは当然な胡散臭さがまんべんなく漂っているところが実に安心(笑)なんだが、オレが一聴惚れしたのは3曲目 Russell Morris の「The Real Thing(Part 1 & 2)」という大作。
全編胡散臭さの桜が満開で、こういう楽曲はどうにもたまらなく好きで、ヘッドホンで聴くと更によし。ヴォーカルにノイズが混ざるなど音は悪いが、この手のモノのお約束。
人気コンピレーションだけあってハズレ音源が少なくお買い得感が高い。
しかも手に入れやすい(かもしれない)。
ま、だからといって買う人はいないだろうが(笑。
ちなみに24曲目「Fires Alive」を歌う Terry Reid は、Led Zeppelin のヴォーカルを断った人。
確かに Robert Plant の中性的な声に通じるものを感じるが、オファーを受けていたら人生が大きく変わっていただろうなぁ。