先日読んだ「スポーツルールはなぜ不公平か/生島淳」にて紹介されていて、タイトルに惹かれて買った本。
「オフサイドはなぜ反則か?」それは一生徒の素朴な問いから始まった。ゴールを目指しながらも、後ろへ後ろへとパスをつないでいくサッカーやラグビー。この不合理なルール“オフサイド”の発祥を遠い中世、英国の村祭りへとたどるとともに、このルールを愛し、育んできた英国の“こころ”を描く。「スポーツ・ルール学」を提唱する著者、渾心の作。
この本は、勝負を競うスポーツの性質をよくよく考えてみると不可思議なルール「オフサイド」が、なぜ生まれたのだろう? というところを出発点として書かれている。
「待ち伏せ攻撃は卑怯だから」というような説明で片付けられてしまがちなオフサイドであるが、研究の結果、実はオフサイドの原形は別なところにあった、という説にたどり着く。
どういう仮説で、どこにあった、というのは、読んで見てください(笑。生殺しです。
ここで得た知識をまったく書かないのも、ツマラナイ感想を読んだ甲斐がないわけで、少しサービス。
サッカーじゃなくてラグビーの由来に関するものです。ボクも聞いたことがありますが、「1823年に一人の少年がボールを持ってゴールへ飛びこんだことからラグビーは生まれた」とされています。が、これは証明することが不可能な伝説みたいなものだそうです。
設定の妙から真実味をもって語られる都市伝説に近いものですね。
そもそも、ラグビーで楕円球を使ったり、ゴールの形がH字型である理由も考案者すらもはっきりわからないようです。
この感想を読んで少しは得した気分になったでしょうか(笑。
<参考にさせていただきました>
So-net blog:Shetland Islands:『オフサイドはなぜ反則か』