もしも、シンデレラの行動がすべて計算ずくだったら? 考える脳の鍛え方
樋口卓治
PHP研究所
人気放送作家の書く「企画の作り方」という本だったのと、「もしも、シンデレラの行動がすべて計算ずくだったら?」というタイトルに惹かれて購入。
>>内容<<
最近、仕事、楽しんでますか? 数多くのTV番組で笑いを提供し続けている放送作家が、企画を考えることの楽しさや、そのコツを大公開。
考える脳を鍛えれば、仕事をもっと楽しめる! チャンスをつかめる!
筆者の樋口卓治氏は古館プロジェクト所属の売れっ子放送作家。
現役バリバリの売れっ子放送作家のアイデアの作り方、となると興味を持つ人も結構多いと思う。
「もしも、シンデレラの行動がすべて計算ずくだったら?」という本書のタイトルにもなったところは練習問題としてでてくる。
しかしこれが意外と面白くない。というか完全に面白くない。タイトルだけ面白いのである。本書の内容に倣うと、フリはあるがオチもフォローもない。
とまるでダメだった的な書き方になっているが、全体的には企画の作り方を上手にわかりやすく書いていると思う。
こうした本で大事なことは、「今すぐ実践できそう。そして今までにない企画ができるんじゃないか?」というお手軽さ。
そうした点に関してはちゃんと押さえてあるし、1時間程度で読めてしまうお手軽感も良い感じなので、この手の本を読んだことがない人には良いんじゃないだろうか。
逆にこの手の本をたくさん読んでいる人は、見せ方は違えども目新しいことが書かれてるわけではないので、あんまり期待しない方が良いと思う。