【本】強い工場―モノづくり日本の「現場力」/後藤康浩

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低賃金で良質な労働力を武器にする中国や韓国の台頭により、日本の製造業の環境は非常に厳しくなっているが、この危機的状況を日本の現場はどのように乗り越えようとしているのかに迫る一冊。

現場を支える作業者1人ひとりの高い練度、柔軟な適応力が、日本の製造現場の生産性、高付加価値製品群を支えている。
トヨタやキヤノンの製造現場、熟練工の姿、国内回帰の動きなど世界最強の現場を克明に描く。

コストダウン、多品種少量生産にマッチしたセル生産、モジュール生産、独自技術の開発、今、日本の現場で実施されている様々な知恵が本書には書かれている。

これを読む限り、日本の生産現場はまだまだ強く、これからますます強くなるステップの最中なのだと思う。

モノづくりの原点がここにある。

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