【映画】ルナシー

ルナシールナシー/Lunacy
監督・脚本:ヤン・シュヴァンクマイエル Jan Svankmajer
2005年 チェコ
あなたに本当の自由を見る覚悟はあるだろうか

>>内容<<
「悦楽共犯者」「オテサーネク」などで知られるチェコの鬼才ヤン・シュヴァンクマイエル監督が、エドガー・アラン・ポーやマルキ・ド・サドから着想を得て撮り上げた哲学的ホラー。
とある精神病院を舞台に、真の自由と抑圧の相克の中で主人公が体験する狂気の世界を描き出す。


主人公ベロル(パヴェル・リシュカ)は、白衣を着た精神病院の人間に、拘束着を着せられてしまうという悪夢にうなされ続けていて、悪夢のせいで宿の部屋を無茶苦茶にしてしまう。

そこに侯爵が現れ困っているベロルを助けだしたのだが、この侯爵がどこまでも過激な自由主義を追求する人物であった。

侯爵は夜な夜な神を冒涜する儀式を行い、また、精神病院を乗っ取って患者たちに好き放題させていたが、ベロルはあまりにも過激な侯爵の振る舞いに秩序の必要を感じ、精神病院の地下に幽閉されていた元院長や看護師たちの脱出に手を貸してしまう。

しかし、元に戻った精神病院は厳しい抑圧の元に運営されることとなった。

自由であっても抑圧であっても過剰であれば恐ろしいものになり、変わったように見えて本質はなにも変わってない恐怖を描いているのだと思うが、終わりのない輪廻みたいなところは「ファウスト」に近いものがあるように感じた。

ただ、「ファウスト」と比べると物語としてわかりやすいので、最初に見るシュヴァンクマイエルの長編としては適当だろう。

ルナシー公開時舞台挨拶今回は縁あって監督の舞台挨拶がある回の上映に行くことができた。有名人を見ても喜んだりしないのだが、世界の映画史に残るであろう鬼才ヤン・シュヴァンクマイエルを生で見るとちょっと興奮してしまった。

ルナシールナシー/Lunacy
監督・脚本:ヤン・シュヴァンクマイエル Jan Svankmajer
評価:stars
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